Introduction(※自分語り)
私#⃣とは
六本木にある某大手S社の推し(担当)が休養中、今年2月頃突如として"原因は自分にある。"の楽曲にハマる。
うっかりYouTubeでライブ動画を観て、好みの踊りをする男(=吉澤要人さん)に出会い、そこから現在に至る。
原因は自分にある。
ジャパンカルチャーを牽引する、新解釈アイドルグループ『原因は自分にある。』
ネットカルチャーを代表する奇才から楽曲提供を受け、ミュージックビデオでは2Dのキャラとコラボなど2次元と3次元の架け橋的な存在をも体現する。
ライブでは、「シニカルな世界観・表情管理1000%のアイドル」など両極端にパラメーターを振り切った表現を自在に操る。
(出典:公式HPより)
私は彼ら7人よりそれなりに年齢が上であり、多感な時期をボーカロイドなどのインターネットカルチャーと共に生きてきた所謂'THE・オタク'で、彼らを知ったら当たり前にハマってしまうような基礎を端から持ち得ていた。なので、ハマりだしたら堕ちるまでの時間は一瞬。
今回のライブの前にサブスクリプションサービスで配信されているライブ動画を鑑賞したり、今年の4月には「嘲笑倫理学のすゝめ」の現地にも足を運んだりもした。
新規ハイで楽しく過ごしていた観測者ライフの中でも非常に楽しみにしていた今回のアリーナライブ。
その期待を裏切らない最高のライブであったため久々に筆を執っている。(定期アウトプットが出来ない三日坊主)
尚、私は西洋的な思想や宗教の知見はギリシャ神話しか持ち得ていないので、考察をするためのブログではない。悪しからず。
『序』
意味ありげなBGMらが鳴り終わり、オーケストラのチューニング、イングリッシュホルンが主旋律の三拍子を刻む導入音楽が流れ始める夕暮れ時の代々木第一体育館。
儚げな天使たちが続々と映された映像が音楽と共に流れ、上部のモニターに映された7つのシルエットから純白のフードで顔を隠した7人が現れた。
顔を一切見せないまま歌い上げた「無限シニシズム」。
若きアイドルである彼らですが、初っ端から顔を見せないなんてアリなのか!?と震えたし、とんでもない世界に迷い込んでしまったのではないかと早速胸が高鳴った。
つづく「Musium:0」ではポンチョを脱ぎ7つの額縁に映されたひとりひとりの美しい顔が映され大喜びした。げんじぶ㌠は美術品で大切な宝たち7人ですからね…。
天使の羽のようなものをまとった衣装で舞い踊りボルテージは既に最高潮なまま、げんじぶらしいシニカルさを全力で纏い突き進んでいくが、「LLL」のストレートな愛で『序』パートは幕を閉じる。
それこそ今春の”嘲笑倫理学のすゝめ”は、げんじぶの自己紹介的ライブと言っていたが、この’序’はより煮詰めた「らしさ」が詰まったパートに感じた。
『破』
天使たちは様々な人間の元へ降り立ち幕を開ける"破"。
「フィナーレ」アクリルボックスに閉じ込められ、マネキンのように歌い踊る7人。彼らは"偶像=アイドル"であるとこちらに強く提示してくるような演出に震えた。なお、私の好きな吉澤要人くんはアッシュ系ハイトーンヘアにカラコン、かっちり目のシャツにリボンにリムレスメガネという出で立ちで登場したときはあまりにも好みのビジュアルすぎて直視できず、早くメガネを外してほしいとすら思った。好きすぎてこんな感情になることあるんだ、と長いオタク人生で初めて知る感情を抱き困惑した。1週間経った今も好きすぎて悶え苦しんでいる。助けてくれ。「蝋燭」の後半で取ってくれて逆に命が助かった…
"破"パートは切ない恋模様から純粋な愛までアイドルらしい楽曲らはアリーナ/スタンドトロッコも使い、ファンの人たちの間近で彼らの魅力を120%振りまいていた。
正直私はトロッコで近くで観ることより踊ってるところを見せてくれ!!な好きな踊りの男に異常執着人間なので、アリーナトロッコ3曲とMC後のスタンドトロッコ3曲は普通に多いなと思ったけど、リリイベとかで近距離で観るのに慣れてる界隈には必要なことなのかな、知らんけど。あとは普通に歌もパフォーマンスも難易度高いからインターバル的な意味合いも含むのかなあと思うなどした。
長らく野鳥の会の民として生きているので界隈が違えど双眼鏡で対岸にいる推しを追いかけていた訳だが、丁寧なファンサービスで着実に”落としている”姿を見られるのはアイドルだからだし、そういうのを観察するのはそれはそれでとても楽しいので、文句ではないです。
強い世界観をものともしないパフォーマンス力を備えた彼らだけど、本当に穏やかで良い子たちしか居ないな…となるMCパート。
1日目は要人くんの誕生日祝いがあったが、全員が平均以上食べる健やか爆裂食欲の若者軍団のげんじぶ㌠は、誕生日ケーキが登場し先に写真を撮るでもなくバースデーボーイにケーキを食べるよう唆していて笑ったし、当人が食べたら他のメンバーもいちごをモリモリ食らっていて大笑いした。順番が違うだろ!と思ったが、可愛いので良しとしよう。
(公演後に上がっていた写真ももちろんケーキの一部に食べられた形跡があり本当に面白かった。)
観測者*1は特に強制的な連帯感とかなく好き勝手やってるところが普通に肌に合って好きだったんだけど、誕生日のお祝いのときは何も言わず紫一色に会場を染め上げていたところに感動した。
2日目は数日後に誕生日を迎える凌大くんのお祝いもしていたが、当日ではないためケーキなどはなく「俺のいじり方わかってんなあ!」とそれはそれで美味しい展開があり非常に愉快だった。
22(歳)でニャンニャン🐾は私の長らく担当しているアイドルの常套句(???)なので1日目2日目とそのくだりがあり私は此処でも'ニャンニャンの呪い'からは逃れられないのかと思った。
MC後も続いた「破」パートはスタンドトロッコで盛り上がる曲の後「原因は君にもある。」その後「貴方らしく」「誰も知らない歌」と普通のアイドルなら確実に終盤に持ってくるであろう所謂"良い曲"ゾーンであった。こういう展開ができるのもげんじぶだからこそというか。2日目は最年少の雅哉くんが「貴方らしく」で感極まって涙を流し、それにつられて泣いてきたメンバーが居たりした。泣く最年少を囲んでよしよししたり、本当に素直な良い子たちだな…と思ってほっこりしていた。
『急』
人目に晒され羽を散らし逃げ惑う要人くん、物珍しさに一瞬人気になれどすぐ飽きられ羽を毟る潤くん、子供にしか見えておらず羽を与える凌大くん、天使の代役として使われそのまま放置され羽を毟る空人くん、エレベーターの中でシャボン玉を吹く光咲くん、オフィスで書類をばら撒き詰められ羽を毟る雅哉くん、残飯を食らい羽を根元から千切る和人くん。
そこから背中の羽から血を流したような衣装をまとい床に伏せる7人。初見はスタンドの上段からだと照明で白く見えていた羽が生えていた痕は照明の色が変わると生々しく赤黒く光りだして驚いた。
「Mania」ストリングス?オルガン?のアレンジが加わっており、本来の音と不協和音になっていたり、歌唱パートもアレンジされた音に合わせられていたのは意識的か偶然かはわからないが、いずれにしてもただならぬ不気味な気配を漂わせていてぞくぞくした。
"支配"がテーマの「Operation Ego」はまさに檻の中でセンターステージに生み出された歌詞に閉じ込められているような演出で、大きな会場だからこそできる演出だなあと思った。BPM200という人間が歌う曲ではないテンポの曲だからこそ、2日目は途中でリズムから転げ落ちていたりした部分があったのだけれども、次の曲が支配からの反逆がテーマの曲なので、それの暗示かのように解釈できるから演出の妙というか。
なお、2日目に「遊戯的反逆ノススメ」で空人くんが言っていた「こんな格好いい俺たちは滅多に見れねえぞ!」は全然嘘だと思います。現地で聞いてて?になりました(正直者)彼らはずっと格好いいので。
「Paradox Re:Write」で奈落に降りていき(光咲さんだけこちらを見ていたのは何でなんだろうね)、最初まで巻き戻っていく映像。初めにはなかった要人くんの舌打ちから始まる「因果応報アンチノミー」。先ほどとはうって変わって明るく・カラフルさも交えた照明だったけれども、7人の天使たちは羽を残して消えていき、”アンチノミー”という言葉通り二律背反が成り立った解釈の余地を残したエンディングで大好きだったな。楽曲としては全く泣く曲ではないのだろうけれども、感極まってる潤くんもよかったね。
コンセプトがしっかりしたアイドルだからこその解釈の余地は残せどアンコールの余韻を残さないきっぱりとした終わり方。
私は物語性のある演出が大好きだけれども、10代のメンバーもいる若いアイドルグループで、堕天したまま終わるなんてアリなのか!?と脳天をぶち抜かれ1日目は暫く椅子に座ったまま動けなかった。
2日目は観測者の純粋な「もっと観たい!」が顕れてたし、私も勿論その一員だった。ちゃんと伝わっていてよかったなあ。
末に
コンセプチュアルなアイドルは正直なところそれなりの予算感とアイドル当人らのスキルが無いと全てが中途半端になると思う。
大手事務所であるスターダストに所属しており、しっかりと幼い頃より教育を受けそれを涙ぐましい努力によりモノにした7人だからこそ成立させられた空間だなと感じた。
ストレートなキラキラアイドルとは異なる路線で艶やかに煌めく彼らですが、今回のライブを観て、より大きな会場でパフォーマンスをする姿が見たいと思ったし、その姿が遠い理想としてではなく近い未来として想像ができた。
まだ彼らは平均年齢約22歳の超若手のグループで、これからもっと磨かれて魅力がマシマシになるのは間違いないのは長年アイドルのオタクをしているので身をもって実感しているので、その未来が本当に楽しみ。
「待ってろよ東京ドーム!」の咆哮が現実となるよう末永く彼らを観測し応援をしていたいなと改めて感じるライブでした。
みなさんの2時間を是非ください。
間違いないライブなので。
※ライブ配信の見逃しは27日まで。(U-NEXTなので再配信はされると思う…。)

*1:’原因は自分にある。’のファンネーム

















